短期間で上手くなる練習方法
これが今回のテーマです。
一人でもチームでも、練習ってのは基本的に暗記です。
その練習したこと(暗記したこと)をいかにスムーズに出すのかってのが本番です。
暗記→試合
インプット→アウトプット
練習→本番
っていうことですね。
この流れをスムーズに行う方法、やり方について記事を書いていきます。
1.暗記のタイミング
人間の記憶は一回やっただけじゃ忘れます。ということで忘却曲線で検索してください。グレの暗記とかはその周期でやっとけば覚えられるってことです。
簡単に書くと復習しろってことです。
学校の勉強って何の意味があるの? ってあんまり賢くない人たちがよく言いますけど『なんにでも通用する習熟のやり方を教えてくれてるすげえ機関』なんすよね『学校』って。
ということで、人間には忘れるタイミングって物があるので、それを逆手に取って暗記し直そうねってことです。
プレイ時間強いやつが単純に強い人多いのはそういう理由です。
逆に言えば、毎日やる必要は別にないってことです。
元別ゲーで日本一を取ったことあるやつが5人集まったら、その人たちは週6~7で活動しなくても大会で入賞できます。
練習のやり方、なにを優先してどのタイミングで復習すればいいのか理解しているから。
2.定着の仕組み
暗記って簡単なんですよ。やるだけなんで。
なにが難しいって『なにを暗記するのかが分からない』ってことなんですよ。
例えば、テストで先生が先に問題くれたら満点取れますよね。いくらなんでも。
でも実際なんで満点取れないのかって、なにを暗記すればいいのか分からないからですよね。広いテスト範囲全部完璧に仕上げたくはないですし。面倒だからね。
ということはですよ。これをFPSに置き換えるとこうなります。
インプットのタイミングで、どうアウトプットするのかをイメージできていない。
学校の勉強で言うなら、どんな問いがテストで出てくるかな?って先生気分でやってみる。みたいな感じです。多分どこかにそういうやり方で勉強してる人いるでしょうね。
例.
グレの暗記(投げ方)→グレの暗記(どういう特徴、メリット・デメリットがあるのかを知る)→グレの暗記(いつ使うのか、いつ使うと強いのかを考察)→……。
みたいな感じで、要するに細分化するんですよね、インプット自体を。
これができてないから、投げ方しか覚えてないんですよ。いつ使うのかが分からない。
AIM練習だって同じですね。
みなさんがどんなAIM練習をしているのかは分かりませんが、仮に水平方向だけのAIMを練習していると仮定します。しかも距離は大体いつも固定でやっているとします。
ならそれが活かされるのは、そういう状況のときだけでしょう。だからAIMが強くなるのって時間がかかるんですよね。
それにですよ? そのAIM練習が止まってる敵だったら実戦じゃ意味ないですよね。しかも変な出方してきたり意味わからんポジション使ってきたり。
だから効率の良い練習方法って、AIMに限ってはないんですよね。
他にも、試合やゲームをする前にbot撃ちするとか、攻略方法見るとか、なんでもいいんでこれから自分がやることのイメトレをしたほうがいいんですよ。
理由は超単純で、なぜイメージ通りのことができなかったのか、という反省の質が上がるからです。
記憶の定着に関わる質が上がるんですね。というか、反省の質が悪いと反復作業系じゃない限り成長が止まります。
簡単にまとめると
予習→練習→実戦→反省 が一番効率良いってことです。
そのうえ、きちんとなにを練習するのかってことを細分化するのです。
それが反省の質向上につながるのです。
3.再確認
これは反省の方法についてなんですけど、まずなにをするのかをちゃんと決めましょう。
これから自分たちがなにを練習するのかを決めてください。
その場で思いついたことってのは基本的に練習につながりません。予習もしてないし、試行回数も少ない。そんなんで記憶に定着するわけない。
それ忘却曲線に沿ってますか?
きっと沿ってないですよね。その場で思いついたこと、一回しかやってないことなんて練習にはなりません。
だから必要なのはパターンを増やすことではないんです。やれる動きを増やす必要はないんです。柔軟なプレイができるようになるのは上手くなってからでいい。
まずは自分が決めたことを、確実にスムーズに正確にできるようにするんです。
自分にとっての武器(得意な動き・得意なこと)を一つずつ作っていくのです。
だから予習が大事なんです。なにを練習するのかを決めていなければ、なにを上手くなろうとしているのかが意識できないから。
例えば。
例外の状況が起きたから負けた→例外のときが起きたらこうしよう!
違います
例外の状況が起きたから負けた→どうやって例外を起こさないようにすればいい?
正解
この思考方法は、単純に言えばパターンをどうやって減らすのかって話なんですよ。
実力がかなり高い人たちになってくると、なにをすればいいのか理解できているため、このやり方でなくても問題ありません。
ただ、これから上手くなろうって思ってる人たちが、相手の多種多様な攻め・守りに対して多種多様な攻め・守りを考えても時間の無駄です。
それよりもどうやって種類の少ない攻め・守りを相手にさせるか、を考えたほうが効率が良い。
ちょっと話がズレますけど。
相手の状況によって臨機応変に動くってことがどれだけ時間のかかる練習方法なのかって話ですね。
だから基本的に、受け身の行動ってのは難しいです。相手に主導権を握られるからパターンが多いんですよ。
練習にかかる時間が多いんです。
それよりも自分が相手をコントロールするように
『必要経費は多いけど絶対的に強い』みたいな動きを練習したほうがいいんです。
相手が動いてから合わせるタイプの動きなんてあとです。
初級者の人たちは基本的に受け身が多い、マジで。
加えて、再確認で重要なのは自分たちが練習すると決めたこと以外の話はあんまりしないことです。
「この話はあとでいい」このフレーズの意味をちゃんと理解できる集団、個人が効率の命運を決めますね。
一度にすべてを解決しようとしても無理っすよ。ましてや一戦目→二戦目の間の反省会みたいな短い時間でやるのは無理。
再確認した――――これから練習する内容を話し合ったのなら、それ以外の話はまた今度にしないとなにを練習するのかを見失います。
4.まとめ
打ち合わせ(なにを練習するのか)
ここで練習の細分化をすると良い
↓
練習
↓
結果
打ち合わせで話し合ったことは改善できそうか?
そして、新たに出てきた問題点……つまり、打ち合わせではなかった問題点は、これからの練習内容に含めていいのか?
っていう流れですね。
個人でも集団でも変わらんです。
大切なのは「できることを完璧に仕上げていくことであって、できるようにすることを増やすのではない」です。
目標を増やすよりも、やれることを完成させましょうね。
もともと練習しようとしていたことをすっぽかして別のことを練習しちゃダメだよってことです。
では、次の記事で。