運要素0のゲームの場合は、玄人以外は100%勝てないゲームとなります。
運要素100のゲームの場合は、素人でも玄人でも誰でも等しく勝てるゲームとなります。
二人零和有限確定完全情報ゲームというゲーム理論があるわけですが、いわゆる将棋やチェス、オセロなどの二人対戦で運要素0のゲームのことです。これらは、もちろん初心者は絶対に上級者には勝てません。
さて、それではみなさんが想像する運ゲーとはなんでしょうか。例えば任天堂が発売しているマリオパーティや、麻雀、すごろく、大富豪……。これらは、初心者でも上級者に勝てるわけです。これらを、パーティゲームと呼びます。
運要素0のゲームから、運要素が100のゲームへ近づくにつれてパーティゲーム化していくわけです。
前置きはここまでにして、e-sportsと呼ばれるゲームタイトルが、運要素を多量に含んでいる場合にe-sportsと呼んで良いのか、それとも悪いのか。適切なのか、不適切なのか。
個人的な意見ではe-sportsと呼べます。なぜなら、僕にとってのe-sportsは[興行収入が得られるゲーム]というのが定義だからです。
例えば、e-sportsというわけではないですがポーカーの世界大会はわりとたくさんの人に視聴されています。運要素が多かろうがなんだろうがマインドスポーツと呼ばれる物に定義されているポーカーですが、これが成り立つのは見たいと思う人が多いからその世界大会が成り立っているわけですよね。
スポンサーが提供したい思うほど見る人がいて、運要素がどれだけあろうが、実力によってある程度その運要素を削減することができる。
これだけで、e-sportsの定義には十分なんですよ。
実際の体を動かすスポーツのように、ほぼ運要素0である必要はなく、ただ見る人が多ければそれはe-sportsになる可能性を秘めている。と考察できるわけです。
では、どのレベルまで運要素が入っているゲームの方が盛り上がるのか。というところへ発展していきたいのですが、まだ分かっていません。
というのも、実際の流行りの点から見て運要素0のゲームと運要素が少し入っているゲームを挙げてから考えていきましょう。
FPSのquake(運要素ほぼ0)CSGO(運要素ほんの少し)
ボードゲームの将棋・チェス(運要素0)
MOBAのLoL(運要素ほぼ0)DOTA2(運要素ほぼ0)
TPSのPUBG(運要素多め)
カードゲームのHearthStone(運要素ほんの少し)シャドウバース(運要素少し)
人口の目線から見て、あんまり運要素が人口に関係しているとは思えないんですよね。当たり前っちゃ当たり前ですけど、時間が長く立ってもそこに人口が存在しているのかどうかが重要なんですけど、それは未来の話なんで……。
運要素が盛り上がり要素に関係しているのかどうかですが、いまいち分かりません。
ただ、間違いなく言えるのは運要素があるほうが初心者がそのゲームに参加する壁は低いです。運要素があればあるほど、初心者は入りやすく、上級者は抜けやすい。そして運要素がないほうが、初心者は入りづらく、上級者は抜けづらいでしょう。
それはquakeや将棋、チェスから長時間人生をかけてプレイしている人の多さから見えてきます。また、PUBGやシャドウバースをプレイしてる人たちは元のゲームに帰っていったりと、一時的なゲーム参加に過ぎない人たちが多いでしょう。
結局ゲーム自体の面白さがe-sportsに関係しているのは間違いないんですが、面白さの定義はつかめないですね。
パーティゲーム(運要素多め)がe-sportsになるのか。ってところですが、上記からなりにくいですが、不可能ではないという結論が下せますね。
なぜなら、パーティゲームは上級者たちが運ゲーであるがゆえに極めても結果が結びづらく、やめていくからです。しかし、興行収入は得られるので、人口さえ多ければe-sportsとなり得るからです。
ブログタイトルの回収もしたところで終わりです。