二択に迫ることの強さ

 A側、B側。爆破ルールにおいて、当たり前ですがA側の情報を完全に把握することで自然とB側のことが分かります。

 Aに○人→ならBに○人だろうな、△△の位置は絶対人置いてるから○人だろうな。のように、たった一つのことを完璧に把握するともう片方が分かります。

 それが二択に迫ることの強さです。

 

 

 上記は基本レベルですが、応用させていくと、相手に二択を迫ることでコントロールすることができます。つまり、相手が取りたくなるような二択を迫ることで、それのアンチを立ててしまうということですね。

 例えば、裏取りを何回か失敗してもいいのでやっていくことで、相手は裏取りを警戒するので本陣の守りが薄くなります。今度は裏取りを捨てて固まって動いて人数差をうまく作っていく。

 要するに以前紹介したことのある捨てラウンドを作ることで確実に取るラウンドを設ける動きに繋がるわけですね。しかも、その捨てラウンドと称したものですが、実際に勝率は捨てるレベルなのかといわれるとそんなことはありません。なぜなら裏取りが決まれば勝率は上がるからです。これって、裏取り失敗による態勢の不利化以外に悪いことはありません。

 自分たちにとってデメリットのほうが少ないんですよね。だから二択を迫ることで自分たちにアドバンテージを作る動きを設けるわけです。

 

 もちろん、ただ裏取りしたからといって有利になるわけではありません。ぶっちゃけさっきから書いてあることは空想上のお話であり、本人たちがプラス思考に捉えているだけとも言えるからです。

 それを実際に有利にできるかどうかは、チーム全員が自分たちの取った行動でどんな行動に繋がるかを把握、意識できるかどうかにつながっていきます。

    他にも例を挙げるなら、やることを羅列してよりも、必要のないことをチームで話し合う方が早くかつ効率的に強くなれます

 

 二択を相手に取らせること、自分たちが取ること。それの強さを本当に活かすには、自分たちが意味を理解していなければいけません。

 最終の話、釣りと読みの動きを予測・把握・理解しようねってことになっちゃうんですけど、その釣りと読みの動きを自分たちが理解しやすくするために二択に迫ること、という話につながっていきます。