前回、LoLの流れについて書きました。
今回は、実際にプレイする際の方針を説明していきます。
ミニオンファームをするゲーム。
オブジェクトファームはミニオンよりも効率で上回るから取りに行く。
お互いに欲しがるから、だいたいオブジェクト周辺で集団戦が起きる。
結局、オブジェクトが取れる取れない以前に、上手く集団戦に勝ったほうが勝つ。
そんな感じの流れでした。
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基礎講座5.『なぜLoLはファームするのか』
1.【スノーボール性】
2.【プレイ方針】
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1.【スノーボール性】
LoLはスノーボールのゲームと呼ばれています。
経験値とゴールドが強さを決めるゲーム性なのが最たる理由です。
ミニオンが経験値とゴールドを獲得する手段でしたね。
そのミニオンは常に一定量、30秒に1ウェーブだけ出現します。
LoLは負けてる側のミニオンの経験値が増えたり、ミニオンの数が増えたりはしません。
普通にプレイすると一生、敵とのゴールド差が追いつかないゲームなのです。
三大オブジェクトのバロンや4ドラ、エルダードラゴンはドラクエでいうメタル狩りです。
これらを取れば一発逆転もありますが、ステータスで負けていればオブジェクト絡みの集団戦に勝ちにくいです。
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負けている側は大きなオブジェクト絡みの集団戦に入る前に差を徐々に埋めていきます。
・どうにかして人数差が作れる隙を探してシャットダウンボーナスを狙ってみる。
・オブジェクトに参加していない敵をタワーダイブで殺してこちらのビッグウェーブを消す。
・敵が5人でオブジェクトに参加しているなら、サイドでタワーを取りつつCSをロストさせる。
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逆に勝ってる場合は、勝利条件でもあるオブジェクトを取っていくことを意識する。
・4ドラやエルダーは集団戦に勝つことができます。
できるだけ綺麗にみんな生き残って勝ちたいです。
・バロンやインヒビ前タワーはマクロ的に勝つことができます。
みんなが綺麗に生き残らなくても勝ちやすいです。
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このように、勝っている側は大きなオブジェクトを取りやすく、負けている側は取りづらい。
大きなオブジェクトはミニオンファームよりも効率が良いので追いつきにくい。
また、負けている側は大きなオブジェクト絡みの集団戦以外でやることがあまりないです。
相手がマクロミスして人数差が作れたらなんとか自発的に動くこともできますが……。
LoLがスノーボールのゲームと呼ばれている理由が、これらです。
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2.【プレイ方針】
基礎講座4.『それぞれの価値』でも語りましたが、対面と不利をつけたくありません。
その小さな不利が、やがて大きな不利になっていく。
そういうスノーボール性のゲームだからです。
なので、LoLはできるだけ対面との差が最低でも五分の状況を目指していきます。
【LoLは最低でも対面差が五分を維持する】
対面差が五分というのはミニオンファームが安定してできる状態のことです。
LoLはキル狙いでアグレッシブに動くよりもミニオンファームを優先します。
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前回の復習です。
LoLは30秒ごとにウェーブが出てくるので定期収入がある。
1ウェーブで105G、キャノンウェーブなら165G~195G。
1デスすると【対面300G+105G】+【他のレーナー4人×105G】で825G分の差がつきます。
1キルすると【対面300G+105G】で405Gの差がつきます。
でも、他のレーナー4人は変わらずファームしているので差がつきません。
つまり、1キルよりも1デスに重みがある。
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LoLはキル狙いでアグレッシブに動くよりもミニオンファームを優先します。
それはなぜなのか。
【LoLは最低でも対面差が五分を維持する】
↓
【自分が得していないと味方を助けられない】
自分が損をしてしまう形で、味方を助けるべきではない。
なぜなら、自分の対面差が五分を下回るから。
自分が既に有利じゃないと味方を助けられないのです。
なぜなら、味方を助けている間にファームを失うから。
逆に言えば、レーンから離れている間にファームを失わないなら助けられます。
例えば、自分がTPを持っていて、まだウェーブが自タワー下に到達しなさそう。
例えば、自分がプロキシをしていて、次のウェーブが自タワー下に到達しなさそう。
例えば、ミニオンをプッシュしきっていて次の30秒まで時間に余裕がある。
ミニオンファームで対面との差が決まるので、ファームさえ失わないなら助けられます。
けれど、これは言葉の綾です。
ミニオンをプッシュしている状況がそもそも得している状態とも言えます。
やはり【自分が得していないと味方を助けられない】と考えてもらって構いません。
対面との差がつかない範囲で、味方を助けましょう。
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ウェーブ状況で得をしているので助けられる構図
・自分がTPを持っていて、まだウェーブが自タワー下に到達しなさそう。
・自分がプロキシをしていて、次のウェーブが自タワー下に到達しなさそう。
これらを俗に、ターンと呼びます。
「ターンあるから助けられるよ」「自分たちのターンだからワード置けるけど」
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まとめ
・LoLは経験値とゴールドで強さが決まるからスノーボール性を持つ。
・スノーボール性を持っているため、対面と五分の状況にしておく。
・対面と五分を下回る可能性があるなら、味方は助けられない。
・当然、対面と五分を下回る可能性があるから死んではいけない。
・プッシュするミニオンがないなら暇だから遊びに行ける。
・対面がレーンにいないなら経験値差がつかないから遊びに行ける。
・自分が得するウェーブ状況を意識しておく必要がある。